« 2007年3月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月

雑歌屋更新いたしました

なかなか進みません!が、2月のリサイタルのプログラムをようやく載せました。シャンソン2曲、ブレルの「懐かしき恋人たちの歌」と、ダリダのうたった「一人で生きないために」の私風の訳ものせてみました。お気に入りの新人歌手Christoph Wilemクリストフ・ウイレムのYoutube動画もリンクしてみました。うまくみられるでしょうか・・・

雑歌屋

| | コメント (0)
|

ダリダの死後20年そして新しい歌声

「許してください、人生に耐えられない」と遺書を残し、歌手ダリダが旅たって20年がたちます。よき友人であったというパリ市長、ドラノエ氏により、パリ市は「ダリダ展」を開催しています。

5月8日~9月8日まで

市庁舎サンジャンホール(Hôtel de Ville - Salle St Jean)

入場無料 平日のみ、土日休み10時~午後7時(6時15分に閉場)

ダリダ展(パリ)

ダリダが歌った中で、日本で有名な歌は「パローレ」「18歳の彼」「歌い続けて」などでしょうか。「歌い続けて」はおそらくmourir sur scene(死ぬのは舞台で)フランス語で歌っていくと、あらためてインパクトの強さを感じます。私がまだ日本にいた頃に、シャンソンの生徒さんが持ってこられたのがこの曲でした。全部思い出せないのですが、「もしも選べるのなら舞台の上で」という日本語の歌詞は強く印象に残っています。

さて、前にもご紹介したオーディション番組は続いています。ジュリアンと言う男性歌手がこの曲を歌いました。直前のリハーサルでも満足していなかったそうですが、本番になって、「何かがおき」この歌を本当にわかった、というジュリアン。彼には珍しく、歌い終わったとも、その世界に引きずられたままのような表情を見せていました。心臓につきささるような演奏でした。

とっても個性の強い、自分のやりたいことをはっきりわかっている彼。好き嫌いがわかれそう。

ジュリアンによるmourir sur scene

うまくできない場合はこちらで。

http://www.musicbrigade.com/templates/VideoPage____7330.aspx?VideoID=2858950

パリのシャンソン教室

フランス人の先生とフランス語でシャンソンを歌おう♪

| | コメント (0)
|

ラヴィアンローズを歌うなら

日本にいた頃、女優さんが経営する「ラヴィアンローズ」と言う喫茶店がありました。素敵な名前だなあ、と、そのまま「らびあんろおず」とインプットされていました。それがla vie en roseばら色の人生と気づくのに、少し時間がかかりましたっけ。フランスでお馴染みのこの歌、ご年配の方は、ソラで歌える曲の一つのようです。

この曲を上手にうたうコツはふたつ。まず、先に、途中からの繰り返しを練習してしまうこと。そこがゆったり歌えるようになったら、出だしに挑戦します。と言うのは、出だし部分にもメロディはあるけれど、ほとんど「語るような」もので苦労するからです。マズは、メロディに馴染んでしまいましょう。そして出だし部分は、何度も何十回でも、”読んで読んで”から歌うと、何百回歌うより、ずっとさらりと歌うようになれます。

フランス人にレッスンしたときも同じで、この出だしに多くの時間を使いました。だまされたと思って、まずはすらすら読めるようになるまで読んでみてください。

ところで私が読んでいた楽譜は、「ピアフの歌詞と違うわよ」と直前に教えてくれた方がいました。なるほどというか、ちょっと抑えてさらに楽しそうな歌詞になっています。

そういえば、現在の歌手の新しいアルバムでも、よく聞いてみたら、書いてある歌詞とは少し違う場合もあるんです。ピアフはピアフなりに「ピアフだから」変えたのかもしれないけれど、そういう傾向は、フランス全体にあるのかもしれません。歌詞を変える歌手は、珍しくないのです。それほど、詩は、シャンソンに大事なものなのですね。

パリの音楽生活

雑歌屋

| | コメント (0)
|

愛の賛歌

コンサートが終わりました。今回はちょっとしたハプニングあり。合唱メンバーのひとりが、来られなくなってしまったのです。彼はなかなか素敵で、ニューヨーク・ニューヨークのソロなどをしました。その彼が歌うはずだったのがピアフの曲「愛の賛歌」です。

このショワジー合唱団、2月にピアフの映画が封切りされた時の記念テレビ番組に出演して歌ったのでした。ピアフ役の女優さんなどがいらした番組でした。そして今回のプログラムには、「愛の賛歌」と「ラヴィアンローズ」(ばら色の人生)が入ったのです。しっかり練習に熱が入っていたのに!

カットするのもなんなので、私が弾き語りで歌うことにしました。この曲は、小さな頃から知っています。結婚式のたびに、家族が練習していた記憶があります。だから、日本語の歌詞が、しっかり焼きついているのです。

ちょっと考えて、今日は日本語とフランス語両方で歌うことにしました。後半からずっと日本語にするつもりだったのに、あら、なぜか途中でフランス語に舞い戻ってしまい、もう一度日本語で、曲を終えました。「世界のピアフ」の日本語版、フランス人のお客さんには、どんな風に聞こえたのでしょうか・・・

| | コメント (0)
|

Ne fume plus!! 土曜日にコンサート

今週土曜日には、アマチュアフランス人の合唱団とのコンサートがあります。私は、声楽アンサンブルと、ソロで参加します。また、ソロをするのは、私が指導しているフランス人の生徒たちです。普通の大人たちです。

プログラムは、ルネサンス時代のシャンソン(当時の多声の曲をこう呼ぶのです!)から、世界の歌、ピアフのシャンソン”愛の賛歌”、スカボローフェア、ジャズなど。

私は”ばら色の人生、”ラヴィアンローズのソロとガーシュインの名曲The man I loveを。

声楽アンサンブルでは、シャンソン(ルネサンスのアカペラ作品)と、時代を隔てて、”ne fume plus!”という作品を。「もう吸わない」つまり「禁煙宣言」の歌で、ピアノ伴奏のつくジャズの編曲です。内声、アルトとテノールは、音がものすごーく大変。ジャズの和音をそのまま使っているので、とってもフクザツなのです。フレンチジャズお得意の、アンサンブルの典型的な響きがします。

「俺は禁煙するぞ~」「なんか言った?」「もう吸わないってば」「誰が?」という内容で、みな楽しそうに歌っています。(私はいまさら入っていけない世界)まだふりがついていないのが残念です。

フランス語でも英語でも、ジャズにはスイングという共通点があります。これは、永遠の勉強のテーマ。どんなテンポでも、リズムにのって歌えるかどうか。

コンサートのピアノ伴奏は、日本で私の伴奏もしてくれたフランス人。専門はジャズピアノですが、歌やソロ楽器の即興も教えています。

フランス語を上手に口に出して読みこなし(もちろん発音も)、このジャズのノリとかけあわせると、素敵なフレンチ・ジャズができあがり。英語の発音とフランス語の発音はもちろん違います。文章の読み方そのものの”フレーズ”やイントネーションもかわってきますので、同じ曲でも、フランス語で歌うのと、英語で歌うのとでは、表情が変わってきます。

フランス語で歌うのが初めてならばきれいな発音を、あるいは、新しい曲を発掘できますし、ジャズが初めてならば、フランス語で、そのノリを勉強することが出来ます。

シャンソンとは、とっても幅の広い言葉、ふところも広い言葉。アメリカで生まれたジャズ文化と、フレンチのおいしいミックス、フレンチジャズを、フランス人との現地レッスンで味わってみませんか?

新しい女性の旅

コンサートは26日(土)20時より

Studio  Raspail

216 bd Raspail 75014   

7E

詳細はzakkayapapy@hotmail.com までどうぞ

| | コメント (0)
|

フレンチジャズ講習会・クリスティアンヌ・ルグラン

フレンチジャズとの出会いは誰から?ブロッサム・デアリー?クリスティアンヌ・ルグラン?

Blossom DaerieのCDを買ったのはどんな偶然だったのか、記憶になし。もうご年配なのに、かわらぬ愛らしい声、歌唱力、シンプルなピアノに驚き。彼女は、弾きがたりのジャズピアノ歌手です。彼女のCDを買いあさっていくうち、彼女がフランスのジャズヴォーカルグループの歴史に大きく関わっていることがわかりました。最初のグループの創立にかかわっていたのです。

フランスのヴォーカルグループというと、スイングルシンガーズもありますが、それ以前にすでにブルースターズThe blue starsがありました。エディ・バークレーの依頼でパリにいたブロッサムを含めてメンバーが集まりました。同じくメンバーのクリスティアンヌ・ルグランは、ミッシェル・ルグランのお姉さんです。その後はクリスティアンヌを含めたDouble Sixなどが実力派。最近ではそのパロディ的なグループ名の"Six et demie"があり、一つ目のアルバムでは、サクソフォーン奏者でもあるマーク・トマも歌手としていい味を出しています。

これらのメンバーは歌手だけではなく楽器奏者という人も多いのです。でもとてもセンスがよくてうまいのです。

ジャズを聞くのは門前の小僧だった私が、ちゃんとやってみたいなと思い始めたのは、5年ほど前のことでした。それまで10年くらい、毎日いろんなディスクを聞いていたので耳だけは肥えてきていましたが、学んだのはクラシック声楽、そのままの声ではどうしても歌いたくないのです。折りよく、クリスティアンヌ・ルグランの講習会を発見。(これも偶然)出産から3年、初めてひとりで長く外出させてもらうことになりました。

彼女が用意してきたいろんな楽譜を見て、おどろき。フレンチジャズのクロード・ヌガロなら、いくらでも曲があります。フランスでは有名な、アンリ・サルヴァドールのシラキューズも発見。ゲーンズブールの曲もいくつかあったのにおどろきました。(ジェーン・バーキンには縁がありますが、彼のほうのことはぜんぜん知らなくて)

この講習会では、私はヌガロの美しい曲"Rime"を歌いました。5拍子です。けれどもこの時は、マイクの使い方がよくわからなかった。アンサンブルではついつい声がですぎて、アキコ、マイクを離して!と、小さめに!を連発されました。あまり経験がないので、サジ加減がぜんぜんわからないのです。

レッスンは発声と遊び的にジャズの即興などから始まります。クリスティアンヌ自身が、あんまり即興の人ではないのよ、といっていましたが、それでも、即興初心者にとっては大変なものでした。できるできないか、というより、やってしまえ、という心構えが肝心。そのあたりは、よくわからないけれど、とにかく外国へ行って外国語を話そう!というのに少し似ているような気もします。即興に慣れるには、音を外しても何でもいい、とにかくたくさん歌うことです。

ピアノ担当のブノワは素敵にスイングする人。見た目は静かな中にきびしさと情熱をたたえた人で、休みの合間に基礎は大切だからとクラシックの練習を欠かしませんでした。彼と一緒に、5人の受講者でジャズアンサンブルをしました。ひとり一声です。一週間で2曲クリアできました。

あれから5年、小さく歌うことをすこしずつ身につけてきました。私はマイクがあるのなら、マイクを利用します。また”リリック”(呼び名はオペラ声でもベルカントでも何でもよいですが)の声は使いません。歌の基礎は同じ。声のコントロールができれば、歌のスタイルによって選択ができるようになります。

| | コメント (0)
|

フレンチジャズ

フランスへ帰ってやっと落ち着いてきました。以前に書いたオーディション番組nouvelle starにも、目を輝かせています。週は進んで、昨日で5人になりました。私は、JulienとJulieのふたりが”ごひいきさん”です。

きのう出演を終えたのは、raphaelleという女の子。私にはちょっとよくわからない人でした。けっこう人気が高かったようですが、昨日は、ずれたり歌詞を忘れたり、残念な事が続いたせいか、視聴者投票が一番少なかった、ということになりました。

きのう彼女が歌ったのはQue reste-t-ilというシャルル・トレネの曲。トレネは、フランスの国民的大歌手です。(長生きして、数年前になくなりました。)この曲は、枯葉と同じくジャズのスタンダードとしても数えられるナンバーで、英語では"I wish you love"という、愛らしい歌になっています。

オリジナルではフランス語の詞の内容はさびしい(と思う)のですが、そのままの内容でトレネは速いテンポのスイングとして軽快に歌い、結果としては楽しい感じです。

ラファエルが歌ったときは、バラード風超スローテンポ。スイングはしていますが、とにかくとてもローテンポでした。二つ目のフレーズにはいるとき、休むべきところを、彼女は仏語でも英語でも、2回とも飛ばしてすぐ歌ってしまったのです。ただそこで、ずれたまま歌うようなことはなく、楽器を待って後からつじつまを合わせたあたりは、さすがに歌の先生の冷静さを見せてくれました。でも、英語詞がごっちゃになったのと、同じ間違いを繰り返してしまったのは、やはり動揺したからなのかも知れません。

しかし、テンポが遅いだけで、はずすものだろうか?・・・そのとき思い出したのは、彼女の一番初めのオーディションでした。彼女はヌガロの「アームストロング」という曲を歌ったのです。ヌガロは、完全にフレンチジャズの代表者。「アームストロング」は、もと歌が何か忘れてしまいましたが、ニグロスピリチュエルの曲にフランス語の歌詞をつけたものです。

ジャズは普通”裏拍”をとります。1,2,3,4拍とあったなら、2と4を感じます。クラシックであればたいてい1、3の強拍をとります。もちろn本来どのジャンルでも、拍は感じているべきですが、強拍がとれるからといって、同じ人がカンタンにうら拍を感じて音楽ができるかというと、そうでもないのです。

ラファエルは、指をならしながらアームストロングを歌い始めましたが、惜しいかな、それは強拍で、それをすぐ指摘されました。審査員の中にジャズにも強いプロドラマー、マニュ・カッチェがいるのです。

でも、ラファエルは、フォークソングという素敵な魅力を持っており、それがテレビ出演までつながりました。残念ながら、その後は、そのフォークの魅力はどこかへ行ってしまいました。選曲にもよりますが、ただの歌のうまい人、表現もうまい人、という感じになってしまうことが多かったのです。もちろんフォークの雰囲気を生かして歌える歌が多いわけではありません。「その声・表現なら、もう聞いたことがあるよ」というのが口癖の審査員もいます。この審査員たちは、新しい「個性」を求めているのです。ラファエルの最初の失敗がフレンチジャズ、最後の不満もフレンチジャズ。・・・・・・

言葉が変わるだけで、ジャズの音楽的な基本にかわりはありません。(ニホンゴになったらちょっとわかりませんが・・・)原語の系統としても、フランスはラテン語系、英語はゲルマン系、という違う流れですが、ジャズとなると、その魅力は同等。

トレネ(の一部の曲)、ヌガロ、アンリ・サルヴァドール、ミッシェル・ルグラン・・・

フレンチジャズの大御所はおおよそもう亡くなった人とご年配の方々ですが、フランス語で歌うジャズはとっても素敵です。英語で歌うのとは言葉の処理が違ってきます。歌のアンサンブルの場合、フランス語はなかなかジャズに向いているじゃないか、と、強く感じますし、すでにある即興演奏にあとから言葉をつけたものなどは、英語よりフランス語の方が音楽に合っていると思います。

シャンソンの魅力とジャズのスイングのいいとこどり、よくばりなフレンチジャズは、歌っていてもとても楽しいレパートリーです。

M6のオーディション参加者の歌のクリップが見られます。http://www.musicbrigade.com/Templates/xform____14432.aspx

シャンソンQue reste-t-ilについてもう少し知りたい方はhttp://zakkayamusique.hp.infoseek.co.jp/ コンサートよりお入りください。

| | コメント (0)
|

歌をうたおう

歌をうたう。普通の人の普段の生活の中に、歌は、または音楽はどれくらい場所をしめるのだろう。私はいつもその中にいるので、想像は少しつきにくい。

レッスンを始めた方が、楽譜を読むのは20年ぶり!とおっしゃる。

こんなに声を出して歌うのも久しぶり!とおっしゃる。

そんな方と、久しぶりの”ディスカヴァリー”(発見!)のひとときを過ごすレッスン。

一緒に歌を楽しめたら幸いです。

| | コメント (0)
|

再びパリで

4月21日に日本から戻ってまいりました。2日後からは、すぐにいつもどおりのレッスンが始まり、いつもの生活に戻っています。

日本での講習会の様子を少し。都合で名古屋のみだったのですが、

「東京ではないのですか?」「次はぜひ東京でも」

と、嬉しいお問い合わせをいただきました。次回はぜひご期待にお答えできますよう・・・

さて、講習会には、初心者コースには主に合唱を経験されていらっしゃる方、個人コースには音大卒業生や、仕事のかたわら熱心にフランス語の歌を歌われていらっしゃる方などが参加されました。

初心者コースと名づけましたが、歌は毎日歌ってらっしゃるも同然の方々、初めての仏語でもスイスイ進みます。「日本語にない発音」は、クリアできる瞬間があります。それを何回も繰り返していけば、ものになる可能性も大いにありますが、今回は短期ですから、その「できた!」という喜びをともにいたしました。

中級からのコースは、すでに熱心に取り組んでいらっしゃる方々を多くお迎えしました。同じフランス語の歌でも新しい分野なので、音楽のスタイルへを勉強したい、という方。一気に大曲をしあげたい!という方。大昔フランス語は大学でやったけれど歌うのは初めて、「でも好きな歌手のCDを聞いて勉強しています」という方。

「もうすぐ恒例のリサイタルで、初めてシャンソンをフランス語で歌おうと思っているのです」とおっしゃる方は、「本当にフランス語が初めてですか?」と申し上げたくなるほど良いカンで、レッスンもスムースに進みました。お仕事でお忙しい傍ら、好きな歌とコンサート活動を続けていらっしゃいます。

「CD録音を控えています。」と嬉しいニュースを下さったシャンソン歌手の方もいらっしゃいます。「前からもち歌にしている曲を録音するのですが、オリジナルCDを聞いた感じと、他でフランス語の勉強する感じが、違うような気がするんです」と正直に質問をぶつけていらっしゃいました。たしかに、日本語に聞きなれた耳には、フランス語がはっきりと発音されていても、”どうもいわれるように聞こえてこない”ということがあります。私の立場からは少し理詰めで、また仏人講師からは、生の発音で、まさしく短期集中レッスンでした。

今回は、期待以上にレベルが高く、とにかく皆さんご熱心なこと!私共にも非常に勉強になりました。

雑歌屋のレッスンは、今しばらくは当地パリにて行っております。ご旅行にあわせて、ぜひパリで歌いたい、という方々に、独りでも多くお会いできることを願っております。

| | コメント (0)
|

« 2007年3月 | トップページ | 2007年6月 »