bye ブロッサム・デアリー

前にこちらでご紹介したブロッサム・デアリーが、今月7日にNYで息を引き取っていたそうです。サイトも更新されていないようだし、ライブもしていないようだし、お年だし、次に何か聞くときは・・・とは思っていましたが・・・さみしくてたまりません。

ご冥福をお祈りします。

たくさんコンピレーションなどが出ています。フランスより日本の方がそろいやすいくらい。

私と連れ合いはI'm hip でノックアウト。

Blossom Dearie Music Blossom Dearie

アーティスト:Blossom Dearie
販売元:Verve
発売日:1989/06/08
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さみしいよお・・・(ノ_-。)

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フレンチジャズ講習会・クリスティアンヌ・ルグラン

フレンチジャズとの出会いは誰から?ブロッサム・デアリー?クリスティアンヌ・ルグラン?

Blossom DaerieのCDを買ったのはどんな偶然だったのか、記憶になし。もうご年配なのに、かわらぬ愛らしい声、歌唱力、シンプルなピアノに驚き。彼女は、弾きがたりのジャズピアノ歌手です。彼女のCDを買いあさっていくうち、彼女がフランスのジャズヴォーカルグループの歴史に大きく関わっていることがわかりました。最初のグループの創立にかかわっていたのです。

フランスのヴォーカルグループというと、スイングルシンガーズもありますが、それ以前にすでにブルースターズThe blue starsがありました。エディ・バークレーの依頼でパリにいたブロッサムを含めてメンバーが集まりました。同じくメンバーのクリスティアンヌ・ルグランは、ミッシェル・ルグランのお姉さんです。その後はクリスティアンヌを含めたDouble Sixなどが実力派。最近ではそのパロディ的なグループ名の"Six et demie"があり、一つ目のアルバムでは、サクソフォーン奏者でもあるマーク・トマも歌手としていい味を出しています。

これらのメンバーは歌手だけではなく楽器奏者という人も多いのです。でもとてもセンスがよくてうまいのです。

ジャズを聞くのは門前の小僧だった私が、ちゃんとやってみたいなと思い始めたのは、5年ほど前のことでした。それまで10年くらい、毎日いろんなディスクを聞いていたので耳だけは肥えてきていましたが、学んだのはクラシック声楽、そのままの声ではどうしても歌いたくないのです。折りよく、クリスティアンヌ・ルグランの講習会を発見。(これも偶然)出産から3年、初めてひとりで長く外出させてもらうことになりました。

彼女が用意してきたいろんな楽譜を見て、おどろき。フレンチジャズのクロード・ヌガロなら、いくらでも曲があります。フランスでは有名な、アンリ・サルヴァドールのシラキューズも発見。ゲーンズブールの曲もいくつかあったのにおどろきました。(ジェーン・バーキンには縁がありますが、彼のほうのことはぜんぜん知らなくて)

この講習会では、私はヌガロの美しい曲"Rime"を歌いました。5拍子です。けれどもこの時は、マイクの使い方がよくわからなかった。アンサンブルではついつい声がですぎて、アキコ、マイクを離して!と、小さめに!を連発されました。あまり経験がないので、サジ加減がぜんぜんわからないのです。

レッスンは発声と遊び的にジャズの即興などから始まります。クリスティアンヌ自身が、あんまり即興の人ではないのよ、といっていましたが、それでも、即興初心者にとっては大変なものでした。できるできないか、というより、やってしまえ、という心構えが肝心。そのあたりは、よくわからないけれど、とにかく外国へ行って外国語を話そう!というのに少し似ているような気もします。即興に慣れるには、音を外しても何でもいい、とにかくたくさん歌うことです。

ピアノ担当のブノワは素敵にスイングする人。見た目は静かな中にきびしさと情熱をたたえた人で、休みの合間に基礎は大切だからとクラシックの練習を欠かしませんでした。彼と一緒に、5人の受講者でジャズアンサンブルをしました。ひとり一声です。一週間で2曲クリアできました。

あれから5年、小さく歌うことをすこしずつ身につけてきました。私はマイクがあるのなら、マイクを利用します。また”リリック”(呼び名はオペラ声でもベルカントでも何でもよいですが)の声は使いません。歌の基礎は同じ。声のコントロールができれば、歌のスタイルによって選択ができるようになります。

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フレンチジャズ

フランスへ帰ってやっと落ち着いてきました。以前に書いたオーディション番組nouvelle starにも、目を輝かせています。週は進んで、昨日で5人になりました。私は、JulienとJulieのふたりが”ごひいきさん”です。

きのう出演を終えたのは、raphaelleという女の子。私にはちょっとよくわからない人でした。けっこう人気が高かったようですが、昨日は、ずれたり歌詞を忘れたり、残念な事が続いたせいか、視聴者投票が一番少なかった、ということになりました。

きのう彼女が歌ったのはQue reste-t-ilというシャルル・トレネの曲。トレネは、フランスの国民的大歌手です。(長生きして、数年前になくなりました。)この曲は、枯葉と同じくジャズのスタンダードとしても数えられるナンバーで、英語では"I wish you love"という、愛らしい歌になっています。

オリジナルではフランス語の詞の内容はさびしい(と思う)のですが、そのままの内容でトレネは速いテンポのスイングとして軽快に歌い、結果としては楽しい感じです。

ラファエルが歌ったときは、バラード風超スローテンポ。スイングはしていますが、とにかくとてもローテンポでした。二つ目のフレーズにはいるとき、休むべきところを、彼女は仏語でも英語でも、2回とも飛ばしてすぐ歌ってしまったのです。ただそこで、ずれたまま歌うようなことはなく、楽器を待って後からつじつまを合わせたあたりは、さすがに歌の先生の冷静さを見せてくれました。でも、英語詞がごっちゃになったのと、同じ間違いを繰り返してしまったのは、やはり動揺したからなのかも知れません。

しかし、テンポが遅いだけで、はずすものだろうか?・・・そのとき思い出したのは、彼女の一番初めのオーディションでした。彼女はヌガロの「アームストロング」という曲を歌ったのです。ヌガロは、完全にフレンチジャズの代表者。「アームストロング」は、もと歌が何か忘れてしまいましたが、ニグロスピリチュエルの曲にフランス語の歌詞をつけたものです。

ジャズは普通”裏拍”をとります。1,2,3,4拍とあったなら、2と4を感じます。クラシックであればたいてい1、3の強拍をとります。もちろn本来どのジャンルでも、拍は感じているべきですが、強拍がとれるからといって、同じ人がカンタンにうら拍を感じて音楽ができるかというと、そうでもないのです。

ラファエルは、指をならしながらアームストロングを歌い始めましたが、惜しいかな、それは強拍で、それをすぐ指摘されました。審査員の中にジャズにも強いプロドラマー、マニュ・カッチェがいるのです。

でも、ラファエルは、フォークソングという素敵な魅力を持っており、それがテレビ出演までつながりました。残念ながら、その後は、そのフォークの魅力はどこかへ行ってしまいました。選曲にもよりますが、ただの歌のうまい人、表現もうまい人、という感じになってしまうことが多かったのです。もちろんフォークの雰囲気を生かして歌える歌が多いわけではありません。「その声・表現なら、もう聞いたことがあるよ」というのが口癖の審査員もいます。この審査員たちは、新しい「個性」を求めているのです。ラファエルの最初の失敗がフレンチジャズ、最後の不満もフレンチジャズ。・・・・・・

言葉が変わるだけで、ジャズの音楽的な基本にかわりはありません。(ニホンゴになったらちょっとわかりませんが・・・)原語の系統としても、フランスはラテン語系、英語はゲルマン系、という違う流れですが、ジャズとなると、その魅力は同等。

トレネ(の一部の曲)、ヌガロ、アンリ・サルヴァドール、ミッシェル・ルグラン・・・

フレンチジャズの大御所はおおよそもう亡くなった人とご年配の方々ですが、フランス語で歌うジャズはとっても素敵です。英語で歌うのとは言葉の処理が違ってきます。歌のアンサンブルの場合、フランス語はなかなかジャズに向いているじゃないか、と、強く感じますし、すでにある即興演奏にあとから言葉をつけたものなどは、英語よりフランス語の方が音楽に合っていると思います。

シャンソンの魅力とジャズのスイングのいいとこどり、よくばりなフレンチジャズは、歌っていてもとても楽しいレパートリーです。

M6のオーディション参加者の歌のクリップが見られます。http://www.musicbrigade.com/Templates/xform____14432.aspx

シャンソンQue reste-t-ilについてもう少し知りたい方はhttp://zakkayamusique.hp.infoseek.co.jp/ コンサートよりお入りください。

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